どうもこんにちわ、僕です。
下書き放置してたシリーズ連投です。
本の感想書いていきます。
歴史好きなら一度は聞いた事あるのがこの楠木正成さんです。
戦国時代にもっぱら興味ありましたが、南北朝時代も心が熱くなるような激戦と登場人物が数多くあることがわかり興味が沸き始めてちょこちょこと読んでいます。
鎌倉時代から室町時代へ変わりゆくこの時期の主人公は特に楠木正成が当てはまるのでは!?と思います。
話によると、この楠木一族は武士ではなく、わかりやすく言うと馬借や船などの運送業の様なことを関西地方にかけて広くおこなっていて、小説の中では自分達を悪党と呼んでいます。
鎌倉幕府の統治が、民の為の政治ではなく武士の為の政治になっており反感が各地で湧き上がっていました。
その反感を、日本の頂点である天皇を旗印に楠木正成の様な武士ではない悪党のみでの鎌倉幕府の打倒を行うことで武士という身分を無くし天皇が治る国にしようと考え戦いに始めます。
しかし、次第に天皇の行動に不信感が出始めて、、、という。
最終的に足利尊氏に負けて討死しますが、その場面はありません。
本読む前にどこで死ぬのかは、事前に知っていたのでどんな描かれ方されるのか期待していましたが、無いことにびっくり。
いや、良い意味で!
そこに至るまでの尊氏との会話や思想も、バチバチの犬猿の仲ではなく、お互いに分かり合えている関係性として描かれているのは面白い流れだと感じました。
北方謙三氏の歴史小説は、戦闘描写もしっかり書かれているしそれぞれの人物の想いってのも伝わってくる重厚感があってとても読み応えがある作品が多いですね。
楠木正成さんすごいところ
1.日本開闢以来の名将、三徳兼備、多聞天王の化生と後世の評価は軒並み激賞。
2.千早城の戦いで、幕軍25,000に対して1,000で3ヶ月耐え抜いた。
3.築城、籠城、ゲリラ戦法など今までにない軍学を体現して後世に影響を与えている。
などなど、これだけだと ん?ってなるけどね。
でもねwikiを読むだけでもこんなに賞賛されてる人物いないだろって。
楠木正成さんだけでなく、他にもいるのでまた今度紹介していくよ。