あぁ長良川、長良川。

30代始まりと共に経験、技術無しサラリーマンの現状を垂れ流します。

誉れの赤 赤備え

どうもこんにちわ僕です。

 

戦国時代大好きマンにとって、武田家と言えば赤備え!そしてそれを指揮したのが山県昌景!となるでしょう。

 

本日の本は、赤備えに関する本です!

誉れの赤 (講談社文庫)

誉れの赤 (講談社文庫)

  • 作者:吉川 永青
  • 発売日: 2016/06/15
  • メディア: 文庫
 

 

いやもうタイトルがカッコイイ。

なんだよ、誉れの赤って、、

 

只でさえ、全身赤の鎧着てめちゃくちゃ目立つし狙い撃ち必至の格好だけど、相手からするとこれ見ただけで赤備えだ!と怯むときたもんだから格好良さ爆上がりですよね。

 

ただこの山県昌景の赤備え、強い強いって言われているが実際どの戦いで活躍したのかあまり知らない。

 

そして、話の始まりも長篠の戦いからという赤備えファンからすると悲しい始まりでもあります。

 

ただ、劣勢ながら流石赤備え山県昌景という戦いぶりに初めて読んだ時に震えました!

 

そして、山県昌景という人となりを感じてやっぱりかっこええなぁと感嘆思いが溢れます。

 

今回の物語は山県隊に所属していた成島甚五郎と飯沼藤太の話です。

 

長篠の戦いで、武田軍が敗れ殿軍を務めた。

しかし、徳川軍の石川数正の追撃により赤備えは壊滅。

そして、捕縛された甚五郎と藤太は、徳川軍に組み入れられることになります。

2人は武田の赤備えに誇りを持っていました。

その中で徳川軍に組み入れられることに対して2人の想いは徐々に別方向へと向いていきます。

 

山県隊の赤備えが無くなったとしても、赤備えの精神は無くならない!このまま終わりには出来ないという想いの甚五郎。

 

山県隊の赤備えが無くなり、戦へ気持ちが上がらない藤太。

 

それに加えて、後の赤備えを率いる事となる井伊直政との出会いで益々2人はすれ違っていきます。

 

そんな、2人の葛藤と苦悩を描いた作品になっております。

 

山県赤備えが、井伊の赤備えになる。

主家が変わっても、赤備えの教訓を忘れずに進もうとする甚五郎にはグッとくるものがあります。