あぁ長良川、長良川。

30代始まりと共に経験、技術無しサラリーマンの現状を垂れ流します。

秀吉の活 木下秀吉

どうもこんにちわ僕です。

 

今日は三英傑の1人、秀吉さんの話です。

 

秀吉の活 (幻冬舎時代小説文庫)

秀吉の活 (幻冬舎時代小説文庫)

  • 作者:木下 昌輝
  • 発売日: 2020/06/11
  • メディア: 文庫
 

 

僕の秀吉のイメージはあまり良くありません。

 

秀吉さんが主役ではない小説やドラマでは、あまり良い風には描かれていませんよね。人たらしではあるけど、その心の奥には深い闇があるような。

 

晩年の失策がすごくて、子可愛さになりふり構わず、養子と、その一族諸々処刑、利休を切腹させたり、朝鮮出兵したりと、、

 

あとは信長の野望で能力値高すぎる、家臣有能過ぎる、多過ぎる。【選ばない】

 

人物としてはこれほどまで立身出世ストーリー完璧な人はいないと思うぐらいの波瀾万丈な人生でとても面白いですけどね。

 

なので、小説でもあまりメジャーどころである秀吉さんメインのは読んでなかったですが、なんとなく読み始めたら、今までのイメージと全く違う人柄でこれは!読めるぞ!

 

不器用で取り柄無しなどうしょうもない小男。

 

でも、彼を取り巻く人達から出る言葉にはグッとくるものがありました。

 

天下人になる為に、なりふり構わず進んで汚れ仕事もやる!というようなことでは無く。

 

百姓の心は残したまま、戦いに明け暮れる日々で苦悩する秀吉さんの描写は哀愁というか切なさがありイメージとして明るく振る舞っていた彼も一人の人間なんだと思える内容でした。

 

そんな彼を見たら、少し見方が変わって好きになれた良い意味で彼の人間味を感じれた作品でした。