あぁ長良川、長良川。

30代始まりと共に経験、技術無しサラリーマンの現状を垂れ流します。

下天を謀る(下) 藤堂高虎

こんにちは僕です。

 

今回は前回の続き

 

 

 

いよいよ、東西別れて行われる関ヶ原の戦いから、大坂夏の陣による豊臣家滅亡までの話です。

 

この物語では、高虎が家康のなくてはならない親密な関係で、本多正信と高虎の両輪の様な活躍をします。(家康の直臣にもいっぱい優秀な人いるでしょ!ってくらい頼られてる)

 

高虎個人としても、側室に実子(高次)が生まれたことで跡継ぎと決めていた高吉(養子)の跡継ぎ問題に悩んだり、近江時代の穴太衆をつかい高い築城術を伊予今治城伊賀上野城、津城など現代にも名高い城の築城を行ったり、また盟友加藤清正の死による御家騒動への助力、大久保長安事件の解明など、やる事が多すぎて大丈夫か高虎!となる様な下巻でした。

 

主君を転々と替えてあまりイメージが良くない高虎ですが、主家が滅亡したり、主君が亡くなったりと不本意ではなく替えざるを得ないという状況もありましたし、それでもどんどん出世して、家も大きくしていった手腕と言うものには、主君の1人であった秀長の影響が最も大きかったのではと感じました。

 

今回も良い武将の物語でした。