あぁ長良川、長良川。

30代始まりと共に経験、技術無しサラリーマンの現状を垂れ流します。

友よ 長宗我部信親

どうもこんばんは僕です。

 

今日の本はこちら

 

 

 

四国の覇者、長宗我部元親嫡男の物語

 

もう分かるだろうが、苗字がカッコ良い。

信長の野望で初めて選んだ大名だった様な気がする。

 

※ネタバレになるよ

 

信親は若干22歳で討死してしまう。

元親がめちゃくちゃ溺愛しており、信親死後の元親は性格が激変した振る舞いをするようになる。

 

今回の話では信親死後の話は無いため、その内容は含まれていないがやはり元親がどれだけ信親を溺愛していたか分かるような内容は盛りだくさんだ。

 

そんな期待を一身に受けた信親は捻くれる事なく、まさに期待通りの好青年に育った。

 

そんな青年は家臣を''友"と思い接している。

 

接しられている家臣もそんな御曹司にゾッコンな訳で、きっと自分もこのお話の信親と話したら友達になりたいし、友達と接してくれるだろうなーっと感じた。

 

最後は戸次川の戦いで、家臣七百で島津軍二万を相手に孤軍奮闘し、父である元親を逃して討死。

 

もし信親が生きていたら、長宗我部家内部で跡目争いはなく兄弟仲良く土佐を統治していただろう。

 

ただ関ヶ原では、義理を重んじて西軍につき結局改易になりそうな性格ではある。

 

しかしながら、爽やかな性格で物語の中では非の打ち所がない純朴で人思いな彼に多くの人が惹きつけられる理由がわかる。

 

この人の為なら、死ねる。

今の時代ではそんな事思えないだろうが、あの時代なら例え主君に好感が持てなくても武士の矜持で死んだ兵たちも大勢いただろうが、信親なら、信親の為なら、喜んでという気持ちになるのでは無いかと思う。

 

物語では信親は大の川好きで、川の話ばかりしている。

 

俗に言う、川馬鹿 である。

 

自分も生まれた土地に大きな川が流れており、彼と楽しく川談義をしながらお酒を飲み合いたいものだと思った。

 

長宗我部信親は、生きながらえていたらきっと明君として名を残しただろう。